「ブラック企業の求人拒否」!!!

新年明けましておめでとうございます。
本年も、こちらの「法律事務所が解説する労働問題ブログ」並びに「日比谷ステーション法律事務所」をどうぞよろしくお願いいたします。
当事務所では、労働関係のサイトとして、「労働問題総合サイト」「残業代請求.com」という2つの専門サイトを開設しています。特に「労働問題総合サイト」は近々全面的にリニューアルする予定ですので、楽しみにお待ちいただければと思います。
また、当事務所は労働問題以外にも多くの分野を扱っております。取扱分野は「日比谷ステーション法律事務所」の主サイトよりご覧いただけますので、お困りの際には是非ともお問い合わせください。

2015年1月6日の東京新聞の朝刊によりますと、過酷な労働を強いるブラック企業対策を強化するため、厚生労働省は5日、残業代不払いなどの違法行為を繰り返す企業の新卒求人をハローワークで受理しない制度を創設する方針を固めました。

現在の法律では原則、ハローワークは「求人の申し込みはすべて受理しなければならない」と規定していて、求人内容に最低賃金を下回る給与や違法な労働条件などが書かれていない限り、求人票を受理する必要がありますが、新制度では残業代の不払いなど労働基準法を繰り返す企業のほか、セクハラなどの男女雇用機会均等法違反や育児・介護休業法違反で企業名を公表された場合に、新卒求人を不受理とする見通しです

2014年12月25日のブログ「厚労省『過重労働等撲滅チーム』の具体的対策」でも記載したとおり、労働基準監督署の監督指導はこれからますます強化されていく予定となっています。
つまり、労働基準法等の違反を繰り返すブラック企業は指導を受ける可能性が高くなり、また、違反が是正されない限り新卒の求人が困難となり、場合によっては企業自体の成長に影響が出てくる可能性があることになります。
これらの対策により、厚生労働省ブラック企業対策への強い想いが伺えます。

厚労省の様々な対策により、今後ブラック企業が減っていくことを願います。

当事務所には、残業代請求や不当解雇その他の会社とのトラブルについて、精通している弁護士がおります。
是非、経験豊富な日比谷ステーション法律事務所へご相談ください。