「労働条件相談ほっとライン」開設!

「今日も労基法」のシリーズの最中ではございますが、早めにお伝えしたいことがありますので、シリーズを中断してお伝えします。

この9月1日より、厚労省が「労働条件相談ほっとライン」を開設しました。開設期間は来年(平成27年)3月31日までとなっておりまして、特徴としては、労働者・使用者にかかわらず誰でも無料で利用できるという点です。また、相談時間が平日の夜の時間帯や土日の日中となっていて、相談しやすくなっています。

こちらの「ほっとライン」ですが、若者の「使い捨て」が疑われる企業等への取組強化の一環として開設され、違法な時間外労働・過重労働による健康障害・賃金不払残業などの労働基準関係法令に関する問題について、専門知識を持つ相談員が、法令・裁判例などの説明や各関係機関の紹介などを行うようになっています。

私がこの「ほっとライン」で注目したことは、使用者も対象に含まれるということです。経営をされている方が全員労働基準法を詳しく知っているというわけではございません。知らないで労基法に反することをしている可能性も十分あると思います。そのためにも、使用者も方も気軽に無料で相談が出来る機会というのはとても大切です。
「ほっとライン」は匿名での電話も可能だそうです。
違法な時間外労働や過重労働などに苦しんでいる労働者の方のみならず、少しでも労働条件に不安や疑問を持たれている使用者の方も積極的に相談をしていただきたいです。

この「ほっとライン」によって、ブラック企業がなくなる(少なくても減る)ことを願います。

当事務所には、残業代請求や未払い賃金その他の会社とのトラブルについて、精通している弁護士がおります。
是非、経験豊富な日比谷ステーション法律事務所へご相談ください。