就業規則ってどんな役割?

残業代の計算をするときに,タイムカードや給与明細が必要となりますが,就業規則も用意していただけると,より根拠のある計算ができます。

では,就業規則とはどんな役割をしているのでしょうか。

判例によると,就業規則とは,「使用者が労働条件や職場の秩序に関して統一的かつ画一的に定めたルール」です。
就業規則に定められた内容が,個々の労働者にとっての労働契約の内容となります
例えば,会社の定める定時が何時から何時であるか,休日の定め方,等についての記載もありますので,残業代の計算をするときに,より根拠付けることが可能となります。

また,就業規則には,周知義務がありますので,労働者は自由に閲覧することが可能です

将来的に残業代請求をすることになるかどうかは別としても,もし,勤務されている会社の就業規則を閲覧をされたことがない方は,ご自身の勤務条件を確認する意味でも,一度じっくり閲覧しておくことをおすすめします。

当事務所では,依頼者の方が勤務されている会社や勤務状況をヒアリングした上で,未払い賃金や残業代の計算をしております。
是非,経験豊富な日比谷ステーション法律事務所へご相談ください。