「サービス残業をせざるを得ません・・・。」

日本労働組合総連合会が、平成27年1月16日に「労働時間に関する調査」を公開しました。こちらの調査ですが、平成26年10月31日から11月5日の間に、インターネット調査により20歳から59歳までの男女雇用労働者(正規労働者・非正規労働者)3,000人の有効サンプルを集計したものです。
こちらの調査結果によりますと、「賃金不払い残業サービス残業)をせざるを得ない」と回答したのは、正規労働者では51.9%、非正規労働者では30.5%となり、合わせて42.6%となっていました。

サービス残業については、ここ数年色々なニュースもあり、問題意識は高くなってきていると思います。また、長時間労働の問題もあり、労働基準監督署の指導も厳しくなってきているはずです。
それでも、この調査によると正規労働者ではサービス残業をしている割合が半数を超える結果となっています。
「社員がサービス残業をしている」という事実を事業主が知っているのかどうか、というところまではこの調査ではわかりませんが、事業主は「サービス残業」について、「どのようにすれば残業がなくなるか」についてということを、もっと真剣に考える必要があると思われます。

こちらのブログですが、私が担当をさせてもらってから今回で97作目となります。
次回の98作目から記念すべき100作目までの3回は、私が担当を引き継いだ2014年2月14日のブログ「『固定残業代』が支払われている場合、残業代は請求できない?〜 シリーズ 固定残業 1 〜」から今回のブログまでの「勝手にトップ10」をカウントダウン形式でお伝えしていく予定です。こちらのトップ10につきましては、私個人の好みではなく事務所の皆さんからもご意見をいただいた上での結果となっています。全作品を読んでいらっしゃらない方も、人気のある記事だけでもご覧いただければ幸いです。

当事務所には、残業代請求や不当解雇その他の会社とのトラブルについて、精通している弁護士がおります。
是非、経験豊富な日比谷ステーション法律事務所へご相談ください。